こんにちは。
株式会社空でデザイナーをしているナナです。
この度、弊社のとても大切なビジョンである「Happy Growth」のロゴを作らせていただいたので、この場を借りてロゴに込めた想いをお伝えできればと思います。
目次
- Happy Growthとは
- なぜロゴを作るのか
- こうしてロゴは作られた!
- さいごに
Happy Growthとは?
さて、そもそもHappy Growthとはなんでしょうか。
そのままの日本語だと「幸せな成長」となりますが、空ではこう定義しています。
幸せに働くこと・生きることと、ビジネスとしての経済的な成長を、高いレベルで両立すること。
個人の幸せとビジネスでの成長は両立できること、がまずひとつ。
それに加えて、「幸せな生き方(happy)が促進されると、成長(growth)に繋がり、また成長(growth)はその人の幸せ(happy)に巡り返っていく。この二つがループすることで人生の質が高まっていく」という考えも含まれています。
つまりこの言葉は、一つの単語としても取れるし、それぞれが独立した2つの単語としても解釈できるわけです。
「Happy Growth」には、そんな想いが込められています。
なぜロゴを作るのか
言葉の意味がわかったところでロゴを作るに至ったお話です。
もちろん「ノリで!」なんてことはありません。
今回のロゴ制作は、空という会社の存在を強固なものにする戦略的な取り組みのひとつです。
私たちは、空がユーザーの課題解決をするだけの単なる便利屋にならないよう考えを巡らせてきました。空が目指す理想の姿とは、人々の課題に寄り添い、共感し、またこれまでになかった概念で人々を導いていけるような唯一無二の存在になることです。
友人で考えてみるとわかりやすいかもしれません。
なんでもかんでも「はい!ただいま!」といって付き従う人を本当の友人と呼べるでしょうか?
それよりも、キラ星のように光る個性を持っていて、時に必要なアドバイスもしてくれる、そんな友人の方が一緒にいたいと思いませんか?
まさに、空が目指す存在とはそんな友人であることなのです。
そのために人々に愛され、信頼を得るにはどうしたらいいか?ということを経営者を含めて真剣に話し合いました。
その結果として見つけた方法の一つが、まず空のメンバーが空であることに誇りを感じ、外に滲み出していくほどの輝きを持つことでした。
もともと空はカルチャーファーストな人材が揃っていますので、みんな誇りを持って日々過ごしています。しかし外に輝きが漏れるほどになるには、もう一歩足りないと感じたのです。「自分のいる空って、こんなに良いんだよ!」と道端の人に伝えて歩きたくなるほどのエネルギーが欲しいところです。
内からでた強い想いは、放っておいても外に漏れだします。そして、それが顧客を巻き込み、ひいては社会を巻き込んでいくのではないかと私たちは考えました。
さて、そのためにデザイナーができることとは、ビジュアルを通して「自分のいる空って、こんなに良いんだよ!」と周りに伝えられるよう、下ごしらえをすることです。その手始めとして、まずはロゴが必要になりました。
こうしてロゴは作られた!
ロゴづくりに必要な材料は、会社のブランディング指標と、要件定義です。要件とはざっくりいうと上記でお話した「なぜロゴが必要なのか?」に対する内容ですから省略しますね。
さて、空のブランディングデザインでは以下のイメージを大切にしています。
・シンプル
・清潔感
・さわやか
・芯がある
・透明感
・やさしさ、ぬくもり
ここに、要件である「人に伝えたくなるようなビジュアル」をプラスします。
今回はあえて空のコーポレートロゴと差別化するために、フォントはスクリプト体を起用することにしました。スクリプト体はビジュアル的にも実に様々な幅がありますし、ロゴをアイテムに反映した時の見栄えも期待できます。
そこまで方向が固まったら、空のブランディングに合ったベースとなるフォントの選出です。
実に500近くのフォントへ「happy growth」を当てはめ、その中から空のイメージコンセプトから外れず、かつ比較的視認性が良いもの(伝わってなんぼのメッセージですからね!)を26体選びました。
最終的に選んだのはAmsterdamというフォントでした。見た目にも美しく、日本人でも読みやすい、また空のブランドイメージのなかでも清潔感という印象が強く出そうなフォントでした。
そこからはAmsterdamをベースにロゴとして整形する作業です。中でも一番難しかったのは「G」でした。AmsterdamのGは小文字の「g」を大きくしたようなものを採用しています。しかし、日本でよくキャピタルレターとして使われるのは「G」ですよね。このままだとパッと見た瞬間に後半の文字列を認識しずらかったのです。
そこでもともとの「g」の形は取り払い、新たに日本人でも読みやすい形を構築することにしました。見慣れた「G」の形を継承し、かつAmsterdamの他のフォントとも違和感がないようにデザインします。
最終的に出来上がったロゴはこちらです!
さいごに
いかがだったでしょうか。
空のhappy growthのフィロソフィーを感じていただけるでしょうか。
よくみると「happy」と「growth」がループしています!
さっそくこのロゴを使って、ブランディングに使えそうなアイテムを用意しました。
【クリアファイル】
【ドリップコーヒー】
今回はロゴのお話でしたが、そもそものブランディング戦略の部分は、やる事がたくさんあります。サイトも、サービスも、採用も…皆さんが空と知り合える場所を漏れなく素晴らしいものにしていきたいと思っています。
もしこれを読んでくれたあなたが空に共感できたら、ぜひ遊びにきてくださいね。空では、月に一度「Premium TGIF」と称してカジュアルに交流する場を設けています。興味がある方はWantedlyからご連絡ください!
それではまたお会いしましょう。
書いた人:ナナ(デザイナー)
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