こんにちは、空でホテル向けに料金設定業務を支援する MagicPrice というプロダクトを作っている布川です。
空は2019年10月よりコアバリューをアップデートしました。
私も組織の課題解決を進めたり、より良い組織のあり方を追求する組織運営チームの一員として新コアバリューの作成に関わっていました。
今回はそれぞれのコアバリューについて紹介していく記事の第一弾、「Overachieve」についてお話ししたいと思います。
社内では「オバチ」と略称を使って親しみやすくしています。
なお、コアバリューをアップデートした経緯と作り方については「コアバリューをUPDATE!!」に詳しく書かれているので、こちらも併せてご覧ください。
Overachieve とは?
Overachieve 自分も周りも成功させる
世界にまだない道を行くならば、想定外はたくさん起こる。自分の役割を超え、期待を超えて、助け合おう。持っているものを惜しみなく シェアして、仲間を、顧客を、世の中を成功させよう。
Overachive は基本的にはポジティブですが、完璧主義者やワーカホリックと似たようなネガティブなニュアンスを持つときもある単語です。
でも「それくらい尖ってるほうがいいかな!」という勢いで、個人やチームを超えて、組織や顧客の成功を期待しています。
ちなみに、旧コアバリューには「Give & Give」というものがありました。
個人的にこれ結構好きなコアバリューで、入社した当時、空の仲間同士が Give し合う雰囲気、関係性が醸成されているのを感じて、自分も即実践したいという気持ちにさせてくれたのをはっきり覚えています。
やはり、Give し合うというのは気持ちが良いし、ポジティブな空気感を作っていたのも確かです。
しかし、これから空は PMF (プロダクト・マーケット・フィット) を実現し、事業拡大への道を切り拓いていくフェーズにあり、自チームの成功だけでは足りないという危機感がありました。
そこで「Give & Give」を、その魂は受け継ぎつつ、より辛口でアグレッシブな「Overachieve」へと進化させました。
どんな行動にそれオバチだね!と叫んでもらえるのか?
空のコアバリューはメンバーが自身に課す指示命令の一種です。
コアバリューは方向性を示すものの、実際の行動と紐づけていくのは空のみんなであり、実践しながら解像度を上げていきます。
エンジニアではよくある話ですが、早めにタスクを消化して、他のメンバーを助けるという行動も小さなオバチ。
こんな感じに Slack では Overachieve やオバチの絵文字が作られて、早速活用してます。
個人的に、Give & Give → Overachieve のアップデートは「役割やチームを超えて」というのがキーになってると思います。
プロダクトと CS、CS とセールス、セールスとマーケなどなど、チームを横断・連携して解決すべき課題に真っ先に手を挙げて、取り組む姿勢こそがオバチの真髄。
もちろん横断した動きを活性化するには、組織構造や情報のアクセシビリティなど、テクニカルな手段も必要とは思います。
しかし、個々が内発的にそういった動きを引き出せるか?は、なによりマインドセットや心構えが前提になるのではないでしょうか。
その行動を言語化し、行動した結果を讃える環境を作ることが、組織の価値観をアップデートできる近道だと信じています。
私も今のプロダクトマネージャーという役割もあり、チームを越境する動きを大事にしています。
もしかしたらオバチしやすいところにいると思うので、率先してオバチな行動を示していきたいです。
私なりのオバチアクションプランを書いておきます!
- 宙に浮いたボールを最速で取りに行く
- 同じことを毎回考えないように仕組み化する
- チームや会社を超えて議論できるプロトタイピングを促進する
- 他チームが支援しやすいようにプロダクトの方向性や課題を常に伝え続ける
他社の同じような立場にいる方はもしかしたら当たり前に実践されているかもしれませんが、自分も改めてこういった動きを大事にして、組織の成功にトップ・オブ・オバチを目指します。
さて、次回のコアバリュー記事は「Backcasting(バッキャス)」です。
作りたい未来を描き切って、その逆算で動いていこうという意図があります。
予測の意味を持つ対義語の Forecasting と比較するとわかりやすいですね。
データサイエンスで予測を提供価値とする企業ですが、私たち自身は未来からの使者です。
この記事を読んでいて、まさに自分のことじゃないか、オバチなら任せろというそこのあなた、ぜひ一度空に遊びに来てください!
カジュアルにお話しできる場もあるので、気軽にご参加ください。
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